2008年5月17日土曜日

『黒蜥蜴』、見てきました

前に、『黒蜥蜴』という本のマインドマップを描いたことがありました。

今日は、その劇を見に行ってきました!!

母と2人でお出かけしたのですが、実は最前列の席でして・・・
美輪さんの化粧もバッチリ見えたし、
美輪さんの香水に包まれたし、
息遣いや、足音や、段換えの大道具がこすれる音まで、聞こえました。


私は、美輪さんの熱烈なファンというわけではないのですが、
オーラの泉を見ていて、いつか生で本物を見たいな~と漠然と思っていました。

先行予約で落選して、今はまだそのタイミングじゃないのかな~と思っていたら、一般発売で何と最前列のチケットが取れてしまったのです。
お目当ての公演の時には、毎回朝10時からチケット予約をしていますが、
最前列はこれが初めてです。
しかも、入手困難な美輪さんのチケットなのに。。。

14:30スタートで、3幕構成でした。
1幕目はともかく、その後が短く感じました。
それだけ、ストーリーに入り込んでいたということでしょうか?
私は、原作を読んでいて、全部のストーリーを知っていましたが、
十分楽しめました。

本を読んで、今日の舞台くらいの劇を頭の中で組み立ててマインドマップが描けたら・・・

私は前に演劇部にいたこともあり、
役者の立場で舞台から客席を見ている気分の時もあり、
客席の後ろの部屋から舞台全体を見ているイメージもあるし、
大道具の細かい作りとか、場面展開の仕方とか、
衣装とか、全員の立ち位置とかも、興味を持ってみていました。
純粋に一人の客として楽しんでもいました。

最初は、『美輪明宏』としてみていたのに、いつの間にか『黒蜥蜴』という一人の女性がそこにいました。
色気があって、強くて、はかなくて、繊細で・・・
魅力的な女性でした。


現実は、おじいちゃんと読んでも良い年齢のおっさんをみたんだけど、
化粧も、洋服も、お洒落も・・・ちょっとやってみようかな、という気持ちになりました。
(ちなみに、やんずはノーメークでジーパンでリュック背負って会社に行ってます)

最後のカーテンコールの時に、美輪さんが投げキッスをしたのですが、
体が震えてしまいました。
みんなの拍手のエネルギーを手でやわらかく集めて、
やさしく投げキッスして会場に広げて、
今度は、会場のやさしさのパワーを集めて、手を合わせるようにして、
胸の前で大切に持っていました。


帰りの電車の中で、私は自分の方向性が見えました。
母は、やりたい事を仕事にする方法が具体的にみつかりました。
2人とも、何故か、前向きな話をしていました。

これが、美輪さんパワーなのかどうかは、分からないけど・・・
でも、そんな事はどうでもいいんです。
人生の中でも特に大切な一日でした。

これを『・・・と思いました』という絵日記にしないで、成果を出さないとな!!!

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