品質管理セミナーで、最適条件を探すゲームをやりました。
3人のチームで、どういう実験を行って、どの条件が良いか・・・を決めるのです。
例えば、日本茶の濃さって、温度や、茶葉や、注ぐまでの時間等に影響を受けますよね。
いろいろな要因がある中で、最適なものはどれか?!というのを品質管理の手法を使って、求めていくのです。
さながら、アドベンチャー(^^)
実験計画法や、二元配置実験、一元配置実験を駆使しながら、論理的に効率的に求めていきます。
実験回数が限られているので、要領良くやらないと、途中で終わってしまいます。
いろいろ考えて、話し合って求めた結果が。。。
改善前の100に対して、126でした。
向上してるじゃん!と思いきや、最適条件では140とのこと。
とほほ・・・
22班のうちで、最下位になってしまいました。
敗因は、途中で理論で裏付けを取らなければならないのに、簡易グラフを書いて判断してしまったことです。えぇ、私のアイデアが敗因でした(泣)
影響度(分散比)が大きい要因の実験回数は、ケチっちゃダメですねぇ。
他のチームでは、論理的に実験をするのではなく、場当たり的に最適条件にヒットしたチームもありました。プロセスが確率できていないので、会社に戻ってからの実験も不安定になるんじゃないのかなーと、、、思ったり。
実際の会社での実験では、答えが無い分、きちんとした理論でプロセスを管理して、最適水準を求める事が要求されるんですよね。
でも、このゲーム(実習)を通して、どんな時にどんな手法を使って、どのくらい水準をふるのか・・・という感覚がつかめました。
こういうのは、理論を理解する事も必要ですが、場数は必要だと思うので、例題を使って身につけたいと思います。
2009年2月12日木曜日
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2 件のコメント:
最下位と言うことは、これ以下がナイ?!と言うこと、でしょ。では、今後はひたすら上を目指せばよい!目標、ハッキリし、もう迷うことなし!
この種「最適条件を探す」ことは、経営そのもの(実は)。ワテ得意なハーバード経営大学院のあの「ケース論法」もこの論理。
ある条件下で(under the circumstances)、経営問題を定義し(identifyし)、その原因分析から、複数回答案(戦略的対策)を通常3つ:「理想解」vs.「現実解」vs. 「悲観解」を出し、サテ経営者がとるべき(やるべき)「最適解」(the most workable solution under the circumstances) は何か、提言し、それを正当化(defend) する。
これが、あの有名なハーバード経営大学院式ケース論法のエッセンス。
今回、やんずさんご一行は、所定問題(これは事前決定で開示?)へ色んな試行錯誤的実験をし、その最適解を求められた、とか。。。
でも、最適解とは、必ずしも理論的な理想解でもなく、経営決定として現実解も、それになりうる。今回のアンタのチーム案が改善前の100に対し、126しか出せなかったとは、むしろ悲観解になる、ね。
でも、経営には正解なんてないから、140の最適案を出したチームよりも(あるとして)、実行段階になり、126のチームの方がうまくやれることもある。
それがうまくやれるかどうかは、マサに今での経験、場数、ベンチマーク、反面教師的事例(実験)等々が、全部、カブって来て、はじめて、有効(最適)な経営実行案がとれる。
場当たりにヒットしたんじゃなく、このチームは、そんな経験値を最大活かし、英語でこれをdeep-smartsと言うが、感性(イや、慣性=good habits) を最大活かし、一発判断したんだろうよ。むしろ、この決断がトップ経営者の勘所となるね。
答えが無い分、日頃からどうそんなDeep-Smarts的感性を磨き上げていくかが、この種実験では物を言う。
いくら品質管理実験といえども、デキる?!実験者(本来は経営者)は、たえず暗黙知部分へも最大の気配りをして、数字上の検証(形式知)と定性的判断(暗黙知)との最大化をはかる感性を心得ている。
今回の126は決して悪くない(少なくとも、改善前100を下回っていないので)。数値上の評価は、B-だが、実行段階でこれをA-へ高められるよ。
経営的ソリューションは、まずGood enoughから始めよ。
イイ経験でしたね。(+そんなコトができる環境が羨ましい?!)
KyariKon、HBS Case Method Coach
「自分をGoogle化する」(勝間和代)
kyarikonさん
GOING MY 上へ!という事ですね♪
good habitsを身につけられる様に、日々精進致します。
それにしても、本日は勝間さんのお言葉ですか(笑)
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