2009年12月9日水曜日

本はトリガーである

本を読んでいて感じたこと。

同じ本を読んでも、自分の知識や状況や感情や目的で、
全然違う本のように感じる。

以前、ドッグイヤーしていた部分に全然共感できなかったり、
忘れていた1文にはっとしたり。

結局、本というのは、自分の中にある『何か』を引き出すための
トリガーに過ぎないのではないか?

書評で、あの本は良い、というけど(私も書くけど)、
要するにその本を読う前と、読んだ後でその人がどれだけ変わったかが重要なんだと思う。

自分が、その本を読むことで、今までに無い感情をもったり、
思っているだけだったのを行動にうつしたり、
本の文章をキッカケに何かに気づいたり
・・・どういうアウトプットを生み出したかというのが大事。

本から読者が生み出したものはは、その本自体の価値とは別のものだし、
その著者に対する評価とも別の物だと思う。

すごく良い本を出している著者が、絶対的にえらいわけではないし(笑)

ベストセラー本を出した著者にぞろぞろくっついている信者みたいな人には
なりたくない。

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